香りとの出会い
身近にある植物の葉や花、果物などに鼻を近づけてみましょう。そして、触れてみて下さい。植物の葉、花、果実の皮には、とても小さな粒があり、手で触れると小さな粒が弾けて、香りが広がります。さて、どんな「香り」がしますか?

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「うっとりするような甘い香り」「スッーと清涼感のある香り」「酸っぱい香り」など、植物の種類によって異なる香りがします。実は、この香り、「植物のコミュニケーション方法」です。
当たり前の話になりますが、植物には、人間のように足がありません。どんなに日差しが強い場所であろうと、どんなに外敵が多い場所であろうと、逃げることができないのです。植物は、どんなに過酷な場所にいても、命をつなぐため、そこに適応する必要があります。
では、どのように命をつないできたのでしょうか・・・・。
そのカギをにぎるのが、「香り」です。植物は、香りを放つことで、自分をアピールしたり、ときには自分を守ったりと、香りを通してコミュニケーションしているのです。たとえば、葉が虫に食べられてしまえば、そのあとの成長を妨げます。
そこで植物は虫が嫌う香りを出して、自分の栄養分を確保しようとします。また、花粉や種子ができる季節になると、それらを運んでもらうために虫の好きな香りを出して、虫を引き寄せようとします。
この神秘的な香りの力。
私たち人間にも応用することできます。それが、まさに「アロマ&ケア」です。私たち人間も、植物の香りに引き寄せられているのかもしれません。
アロマを導入する企業が急増中
人間関係、仕事、生活など、日本人の多くはストレスを抱えています。ストレスは、肉体的にも精神的にも大きなダメージです。最近では、うつ病など精神疾患に悩む患者数が増加しているというデータもあり、ストレスは深刻な社会問題となっています。
そこで、厚生労働省は企業に対して2015年12月「ストレスチェック制度」の義務化に踏み切りました。その結果、企業側では労働環境を意識するようになり、従業員のリフレッシュとして休憩室にアロマディフィーザーを導入するなどアロマ&ケアへの注目がますます高まっています。
アロマ&ケアスペシャリスト資格取得講座とは
プライベートからビジネスまで、なぜアロマ&ケアが広がるのか?
1、心身ともにリラックスできる
2、デスクでも旅行先でも手軽に使える
3、天然成分の香りは、誰にでも受け入れやすい
というメリットがあるからです。
しかし、人によって好きな香りや嫌いな香りがあるように、香りにも相性があります。また、性別、年齢、体調、環境などによっては、その香りが有効であるとは限りません。しかも、天然だからといって100%安全とはいえません。アロマを安全に楽しむためには、正しい知識を得ることが重要です。
アロマ&ケアスペシャリスト資格取得講座では、すぐに楽しめるようなアロマ&ケアの使い方、精油の歴史やその成分などアロマの基礎から応用まで学ぶことができます。アロマ&ケアは、勉強すればするほど、楽しい世界です。自分にピッタリの香りを探して、その使い方をマスターしましょう!
