香り=新しいコミュニケーションツール
デスクワーク、営業、接客、どんな仕事であってもその人に求められるものは「コミュニケーション能力」ではないでしょうか。しかし、現代人はリアルなコミュニケーションが苦手です。
これは、便利な電子メールやスピーディーなインスタントメッセージが普及したため、直接コミュニケーションを取る機会が減り、人間関係や信頼関係を築くのが難しくなっているからです。そんなとき、新しいコミュニケーションツールとしてアロマ&ケアが注目されています。
たとえば、「社員の集まる場所にディフューザーを設置する」「名刺やおしぼりに香り付けする」などオフィスにも積極的に精油を取り入れます。すると、「これ何の香り?」「どうやって香りを付けるの?」など、自然と人が集まり、職場の上下関係や性別を問わずコミュニケーションを取ることができます。
植物が香りを使って会話をするように、私たち人間も香りをきっかけに会話が弾むかもしれません。

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香りを活用したコミュニケーション、5つのポイント
コミュニケーション能力を磨くためには、毎日トレーニングが必要です。香りを活用して他人との会話を広げ、コミュニケーション能力を高めましょう!他人と関わることで、自分の存在や立場を知るきっかけにもなります。

- 香りに興味を持ち、香りのイメージを言葉にする
- 「私は○○の香りだと思う」と相手に素直な気持ち伝える
- 「どんな香りがするのか?」相手に質問する
- その答えに共感する
- 相手に関心があることを伝えるために「相づち」や「表情」を使う
クールビズの夏!ペパーミントで節電対策
夏になると「クールビズ」という言葉をたくさん見かけます。「クールビズ」とは、環境省を中心に、地球温暖化対策のために冷房時の室温を28℃に弱めて軽装で過ごそうという取り組みです。2005年の夏から始まり、現在では社会的に定着してきました。
オフィスでは、男性はネクタイをはずしたり、制服の上着をなしにしたり、家庭でも不必要な照明を切るなどとさまざまな工夫をしています。
アロマ&ケアでは、清涼感のある「ペパーミント」の精油を使って体感温度を下げたり不快感を緩和したりすることができます。「ペパーミント」の香りを嗅ぐだけで、身体はひんやりと涼しさを感じ、体感温度を4℃下がるという研究報告もあります。
ビジネスパーソン×アロマ&ケア
オフィスを活性化するようなアロマ&ケアをご紹介します!
エアコン&扇風機
温度感覚は、人それぞれです。冷房が28℃では暑いと感じる人もいます。そこで、爽やかな香りを漂わせ、体感温度を下げます。
準備するもの:リボン、両面テープ、ペパーミントの精油
方法
- エアコンや扇風機の大きさに合わせて、リボンを適当な長さにカットします。
- リボンに、ペパーミントの精油を1~2滴垂らします。
- エアコンの吹き出し口にリボンを貼るか、扇風機のガードにリボンを結んで出来上がりです。
名刺
ビジネスパーソンに欠かせないアイテムといえば、「名刺」です。香り付きの名刺を渡すと、相手にも好印象です。しかも、香りは脳へダイレクトに伝わるので、あなたの記憶が残るはずです。男性にはウッディー系(サイプレス、ヒノキ)な香り、飲食系の仕事には柑橘系の香り(レモン、ベルガモット)というように、名刺を渡す相手の性別や業種を意識して香りを付けましょう。また、これは手紙にも応用できます。
準備するもの:名刺、ビニール袋、コットンorティッシュ、精油1~3滴
作り方
- コットンかティッシュに精油を落とします。
- ビニール袋に、そのコットンと名刺を入れ、袋を密閉します。
- 1日置いて、出来上がりです。
マスク
満員電車の混雑する人のニオイ対策や風邪や花粉症対策に、ユーカリの精油を使ったアロマスプレーをひと吹きして、マスクをつけてみましょう!
準備するもの:精油6滴、無水エタノール5ml、精製水25ml、スプレー容器、ラベル
作り方
無水エタノールをスプレー容器に入れ、精油を垂らし、蓋をしてよく振り混ぜる。最後にラベルを貼り、出来上がりです。
おしぼり
お客様用のおしぼりに香り付けしたり、暑い夏に冷やしたおしぼりを当ててクールダウンしたりと簡単にリフレシュできます。ただし、皮膚に刺激を与える可能性があるため使用量に注意が必要です。
準備するもの:精油1~2滴、水、おしぼり用タオル、洗面器
作り方
洗面器に水を入れ、精油を垂らし、混ぜます。おしぼり用のタオルを浸して、固くしぼります。冷蔵庫で冷やしておきます。
Lesson9-5 まとめ
・新しい「コミュニケーションツール」として、精油を利用できる
・地球温暖化対策のために冷房時の室温を28℃に弱めて軽装で過ごそうという取り組みを「クールビズ」と呼ぶ
・「ペパーミント」の精油は、体感温度を下げ、夏場の不快感を緩和するのに役立つ
・名刺やおしぼりを香り付けするなど、精油をオフィスに活用することができる